その防災用品ホントにたいじょうぶですか?
市場に出回るいのちに関わる装備品の中に、その効果が見込めない商品が平然と売られているようです。
レスキュープラスではこれらの事実を調査すべく、またそれらの商品を比較検証すべく準備を進めています。
建築物の高層化・深層化が進んだ現代では、火災拡大による被害の甚大化リスクが高まっており、火災拡大の阻止(主に初期消火)および屋外への迅速な避難はより重要度を増しています。
緊急避難においては、自衛消防組織要員だけが屋外へ脱出すればよいわけではなく、一般従業員や来客といった不特定多数の人間に対しての安全で迅速な誘導が求められています。
リミットの迫る環境下では大衆の混乱が起きやすいため、避難誘導を行う者は誰よりも冷静な視点で状況を把握し、的確な判断に基づいた指示と行動を示さなければなりません。
それらの行動をサポートするための自衛消防組織必需品がスモークブロックです。コンパクトで携行性に優れ、素早い装着が可能なマウス&ノーズタイプで、公称使用時間は国内最長の20分間。また、火災時に発生する煙や様々な有毒ガス(一酸化炭素やシアン化水素など)を除毒・除去できる高性能マスクです。
火災対策というと消火活動に注目しがちですが、情報の収集及び伝達を行う通報連絡や傷病者の救出救護にあたる応急救護、消防用設備等を活用し火災の拡大抑制を図る安全防護など、多岐にわたる業務が自衛消防組織には課されています。
中でも、在籍者を安全な場所まで移動させる避難誘導は、人的被害を出さないことを最大の目標とする災害対策において、非常に重要度の高い業務といえるでしょう。
これらはいずれも初期段階では火災が発生している建物内での活動となります。
初期消火のように直接に炎に対面していなくとも、時間経過とともに充満し流入する煙や有毒ガスの危険にさらされることには変わりありません。ぞの状況下で落ち着いて各自の業務を遂行するためには、やはりいざというときに安全に呼吸ができることが担保されていることが必須となります。
マウス&ノーズタイプは、避難誘導をはじめとした出火建物内業務の遂行を目的に設計され、公的な第三者機関によってその性能を認められた国内唯一の防毒・防煙マスクです。
一酸化炭素(CO)、シアン化水素(HCN)、塩化水素(HCI)、ホルムアルデヒド(HCHO)、二酸化窒素(NO2)、アンモニア(NH3)、ベンゼン(C6H6)、硫化水素(H2S)、二酸化硫黄(SO2)、アクロレイン(CH3=CHCHO)、フッ化水素(HF)、他
建材や家具・日用品の多様化に伴い、発生する有毒ガスの種類も増加傾向にあり、弊社実験では10種類以上の有毒ガスが発生する結果が出ています。想定される有毒ガスを除去するためには、それらに対応する薬剤を使用したマスクが必要となります。
スモークブロックは、11種類以上の有毒ガスを除去する薬剤を使っています。
それらを活用し3層構造除毒システムによって有毒ガスを無毒化しています。
[BCPSOSコラム] 火災時の生存率を高め後遺症を軽減する方法
[BCPSOSコラム] リチウムイオン電池の火災は大規模化する?「進化した現代の火災」とは
[参考資料] 性能評価実験結果報告書
[参考資料] フッ化水素除去性能確認試験結果報告書
マウス&ノーズタイプは化粧箱のままでもコンパクトですので、各自すぐ手の届くところに置いておくことをお勧めします。
人数分そろっていない場合には、避難経路の途中のわかりやすい場所、覚えやすい場所や、非常階段の各階扉周辺などもお勧めです。
いずれにせよ、緊急時にすぐにわかる場所への設置と、設置場所の周知徹底が必要です。
マウス&ノーズタイプを各自デスク脇などに配備する際、耐熱グローブやヘッドランプなどの緊急避難時に必要になるものを人数分配備することを推奨しています。
*お近くの量販店やネットショップでお買い求めの上配備してください。
*数量がまとまる場合には、調達をお申し付けいただければ対応いたします。
マウス&ノーズタイプを各自デスク脇などに配備する場合、その他必要なアイテムもコンパクトに収納する手提げバッグなどの活用もおススメです。
収納バッグのOEM提供のご相談も承ります。
*オレンジキット(掲載写真)の販売は現在終了しています。
*数量がまとまる場合には、別途ご相談ください。
スキューバダイビングといえば、海の中を自由に動き回り、自然や生き物と触れ合える人気のアクティビティです。
スキューバダイビングを初めて体験するとき、私たちは当たり前のようにインスタラクターから講習を受け、必要な装備一式を身に着けて海に飛び込みます。
これは、水の中が人間にとっては極限環境下であり、命を守る装備が無ければ満足に活動することはおろか生命を失う恐れがあることを、過去の経験から知っているからです。
さて「火災発生時の建物内は極限環境である。だから防煙マスクが必要だ。」という訴えは、多くの方にとって現実味の薄い話に聞こえるようです。
一説では、人が生涯で火災に遭遇する確率は約2.4%(宝くじの4等10万円に当選するのと近い数値)だそうで、身を持って煙や有毒ガスの恐ろしさを経験していない以上、上の空になるのも仕方のないことなのかもしれません。
ひとつの例え話として火災発生時の煙の中は水の中に似ているというものがあります。
あくまでも比喩として、という前置きはあるものの、両環境にはいくつもの共通点がみられるのです。
装備品一式を装着したダイバーの姿と、火災現場に現れた消防隊の姿を想像してください。
水と炎という正反対の環境に挑むにも関わらず、両者の装いには多くの類似がみられます。
1. **呼吸装置**: スキューバダイバーは水中で自由に呼吸するために空気タンクとレギュレーターを使用します。一方、消防隊員も自給式呼吸器を使用することで、煙や有毒ガス、粉塵の中で活動します。これらの装置は直接的には異なるものですが、共通の目的、つまり人間が本来呼吸できない環境下で呼吸を可能にするという目的を持っています。
2. **視界の確保**: ダイビングマスクは水中で視界を確保するために使われ、防煙マスクやゴーグルは煙や有害物質から目や鼻を守り、視界を確保します。これらの装備品はどちらも視界を確保するという重要な役割を果たします。
他にも、障害物による負傷を防ぐための頭部、手足の保護や、予期せぬトラブル時にチームで連携するための通信装置などの類似点がありますが、忘れてはいけないのは、彼らは日頃から訓練を行い豊富な経験をもっているプロであるという点です。
プロですら万全な準備を行わなければならない環境下で、生身の素人が同じように活動できるでしょうか。
水中と同じく、煙の中には多くの危険が潜んでいます。
火災が発生している建物内からの緊急避難とは、言うなれば水中の巨大迷路を手探りで泳いで脱出しようとするに等しい難度の行為です。
その際に視界と呼吸を確保し、冷静な思考をサポートする最低限の備えが防煙マスクなのです。
スモークブロックは、アルミパッケージ未開封の状態で5年間の品質保証期限を設けていますが、できる限り高温になる場所や湿気の多い場所を避けて保管するようお気をつけください。
高温・多湿環境に長期間保存した場合、未開封のままでも触媒部分が湿気を吸い寄せ機能不全を起こす可能性があります。
開封した製品、一度使用した製品は、再度ご使用になることはできませんので新しく購入してください。
製品保証期限切れまで~6カ月になりましたら、備蓄製品入れ替えをお考えください。
未使用の製品は防災訓練や試着等でご使用になり、不燃ゴミとして廃棄してください。廃棄品の回収も承りますが、送料のみご負担をお願いしています。
消防庁通達予248号基準に基づく
一般財団法人日本消防設備安全センター評定合格品
スモークブロックは、総務省消防庁の規格に準じた、一般財団法人日本消防設備安全センター評定合格品です。
製品規格そのものの安全性を型式として評定されるとともに、商品の製造ロット内における全品検査(母数検定による抜き取り検査)にて、個別評定にも合格した製品です。
いのちに関わる製品ですので、製品を選ぶ際には類似品や非評定品にご注意ください。
参 考:
(一財)日本消防設備安全センター
消防防災用設備機器性能評定規定
消防防災用設備機器の性能評定 ※避難設備内 > 簡易防煙マスク に該当
市場に出回るいのちに関わる装備品の中に、その効果が見込めない商品が平然と売られているようです。
レスキュープラスではこれらの事実を調査すべく、またそれらの商品を比較検証すべく準備を進めています。