その防災用品ホントにたいじょうぶですか?
市場に出回るいのちに関わる装備品の中に、その効果が見込めない商品が平然と売られているようです。
レスキュープラスではこれらの事実を調査すべく、またそれらの商品を比較検証すべく準備を進めています。
建築物の高層化・深層化が進んだ現代では、火災による被害甚大化リスクがきわめて高まっており、火災拡大の阻止および屋外への迅速な避難の重要性は増すばかりです。特に初期消火は、消防法でも応急消火義務として記載されている通り、自衛消防組織に課された活動において最重要業務とされています。
しかしながら、危険な環境下の活動が想定されるにも関わらず、自衛消防組織要員の携行品や保護具には明確な基準が定められておらず、ほぼ生身での活動を強いられているのが現状です。
適切なプロテクトをせず、消火器だけを抱えて火元に突入、無謀な初期消火に臨めば、活動要員から死傷者を出す事態になりかねません。また、その結果として火災の拡大延焼は防がれず、さらなる被害者、大規模な火災事故となることも考えられます。
スモークブロック フルフェイスタイプは、危険に飛び込む自衛消防組織要員の身体と生命を守りつつ、初期消火の完遂をサポートすることを目的とした、すべての自衛消防組織に推奨される標準装備品です。
「初期消火に駆けつけたが火元に近づけず消火に失敗した」
「初期消火には成功したが対応にあたった要員が負傷してしまった」
このような証言は、深刻な被害を出した多くの火災事例で頻出するものです。
これらはまさしく火災リスクの軽視に起因しており、炎や熱気、煙や有毒ガスといった火災リスクを理解しないまま消火活動に及んだ結果といえるでしょう。
また、昨今増加傾向にあるテロ的な放火事故に対してはダメージコントロールの視点が重要となります。
つまりどれだけ防火体制を厳重にしていても不慮の火災は起こるものだという前提で、火災発生後に被害(ダメージ)を最小限に抑える(コントロール)ことこそが、これからの災害対策には求められているのです。
フルフェイスタイプは、初期消火の遂行を阻む火災リスクを想定して設計され、公的な第三者機関によってその性能を認められた国内唯一の防毒・防煙マスクです。
一酸化炭素(CO)、シアン化水素(HCN)、塩化水素(HCI)、ホルムアルデヒド(HCHO)、二酸化窒素(NO2)、アンモニア(NH3)、ベンゼン(C6H6)、硫化水素(H2S)、二酸化硫黄(SO2)、アクロレイン(CH3=CHCHO)、フッ化水素(HF)、他
建材や家具・日用品の多様化に伴い、発生する有毒ガスの種類も増加傾向にあり、弊社実験では10種類以上の有毒ガスが発生する結果が出ています。想定される有毒ガスを除去するためには、それらに対応する薬剤を使用したマスクが必要となります。
スモークブロックは、11種類以上の有毒ガスを除去する薬剤を使っています。
それらを活用し3層構造除毒システムによって有毒ガスを無毒化しています。
[BCPSOSコラム] 火災時の生存率を高め後遺症を軽減する方法
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[参考資料] 性能評価実験結果報告書
[参考資料] フッ化水素除去性能確認試験結果報告書
フルフェイスタイプは屋内消火栓内や消火器設置場所などの消火設備と同じ場所に常備しておくことをお勧めします。
また、安全上、複数人で初期消火する必要があるため、1つの消火栓に2つ以上常備することをお勧めします。
病院・介護施設等ではナースセンターであったり、学校であれば職員室、教員室等が適しています。
いずれにせよ、緊急時にすぐにわかる場所への設置と、設置場所の周知徹底が必要です。
屋内消火栓へのスモークブロックの配備の際、耐熱グローブやヘッドランプなどの初期消火作業時に必要になるものを人数分配備することを推奨しています。
*お近くの量販店やネットショップでお買い求めの上配備してください。
*数量がまとまる場合には、調達をお申し付けいただければ対応いたします。
各フロア5名から10名で編成
フロア数 x 自衛消防隊メンバー数 (5フロアの場合には、5ヶ x 5~10名分)
屋内消火栓設備内や設置されている消火器の傍らなどへ、
※1カ所につき2ヶ以上を配備とすることで最低限の備えとする。
初期消火活動はツーマンセル(2人組)での活動が原則となります。
最適な数量や設置場所・訓練方法は、建物規模や人員数・業種・業態によって異なります。
導入に際して専門家のカウンセリングをご希望の場合には、ぜひお気軽にご相談ください。
企業の防災担当者に「従業員に対して定期的に消火訓練を実施していますか?」と尋ねると、大多数の方が胸を張って「やっている」との回答が返ってきます。
しかし聞き取りを進めると、彼らが行っているのは水消火器を用いて1m先の的を倒すといった類のもので、それを訓練と呼んでいることが明らかになってきます。
防煙マスクメーカーの立場からしますと、それは消火訓練というよりは単なる消火器の操作練習であり的当てゲームのように思えてしまいます。
そういった行事がどのような弊害を生みだすか、ぜひ考えてみてください。
まず、毎年同じことの繰り返しでは技能が発展、習熟していかず、実際の火災現場でほとんど役に立たないであろう組織ができあがります。
また最悪なのが、火災の危険に対する誤った認識が参加者に植え付けられてしまうことです。
長年の不適当な防災訓練の影響で、参加者は火災の脅威を甘く見積もるようになってしまった結果、出火建物への再侵入のような無謀な行動を取るようになってしまい、さらなる被害の拡大を引き起こしかねません。
この見解を正直に担当者の方にお伝えすると(中にはお怒りになられる方もいらっしゃいますが)、ほとんどの場合に「ではどうすればいいのか?」と身を乗り出してご質問していただけます。
ここでようやく目の色が変わり、真剣に火災対策に向き合う姿勢が生まれるのです。
根拠の無い自信(バイアス)を壊し、危機感に怯えることが防災の第一歩と我々は考えています。
まずお伝えするのは消火器の消火能力は想定よりも低いという情報です。
日頃から訓練をしている消防士でさえも、
「何の装備もなしに消火器だけで火を消すことは難しい」
と口にします。
一般的な粉末消火器の噴射が有効なのは、火点(燃えているもの)に対して3メートルからせいぜい5メートルくらいで、火点から距離が開くほど火の勢いを衰えさせる効果は薄くなります。
実際の火災現場ではすでに周囲に炎が燃え移っている可能性が高く、炎や熱気により火点に十分に近づくのは困難です。
また、その段階では煙や有毒ガスも充満していると思われ、火元の部屋に入ることも難しいかもしれません。
ここでポイントとなるのは、さきほどの消防士の証言にあった何の装備もなしにという部分です。
ご存知の通り、プロの消防隊は全身をプロテクトして火災現場に向かいますが、中でも重要なのは、炎や熱気に対する露出部の保護と、有毒ガスや煙から視界と呼吸を守るマスクを装備していることです。
このような装備があることで、消防隊は煙の充満する建物内を冷静に捜索し、日頃の訓練で培った技能を発揮して救助、消火活動を行うことができるのです。
つまり、火災対策における第一歩とは火災の危険性を正しく知ることであり、二歩目には適切な装備品を所持していること、これこそが最低限あるべきの大前提なのです。
スモークブロックは、アルミパッケージ未開封の状態で5年間の品質保証期限を設けていますが、できる限り高温になる場所や湿気の多い場所を避けて保管するようお気をつけください。
高温・多湿環境に長期間保存した場合、未開封のままでも触媒部分が湿気を吸い寄せ機能不全を起こす可能性があります。
開封した製品、一度使用した製品は、再度ご使用になることはできませんので新しく購入してください。
製品保証期限切れまで~6カ月になりましたら、備蓄製品入れ替えをお考えください。
未使用の製品は防災訓練や試着等でご使用になり、不燃ゴミとして廃棄してください。廃棄品の回収も承りますが、送料のみご負担をお願いしています。
消防庁通達予248号基準に基づく
一般財団法人日本消防設備安全センター評定合格品
スモークブロックは、総務省消防庁の規格に準じた、一般財団法人日本消防設備安全センター評定合格品です。
製品規格そのものの安全性を型式として評定されるとともに、商品の製造ロット内における全品検査(母数検定による抜き取り検査)にて、個別評定にも合格した製品です。
いのちに関わる製品ですので、製品を選ぶ際には類似品や非評定品にご注意ください。
参 考:
(一財)日本消防設備安全センター
消防防災用設備機器性能評定規定
消防防災用設備機器の性能評定 ※避難設備内 > 簡易防煙マスク に該当
市場に出回るいのちに関わる装備品の中に、その効果が見込めない商品が平然と売られているようです。
レスキュープラスではこれらの事実を調査すべく、またそれらの商品を比較検証すべく準備を進めています。